記事: 月と茶 ― 中秋の名月に寄せて

月と茶 ― 中秋の名月に寄せて
2025年の中秋の名月は、10月6日。一年の中でも月が最も美しく輝く夜と言われ、この日を境に秋がいよいよ深まっていきます。

日本では古くから、澄んだ夜空に浮かぶ満月を愛でながら、収穫への感謝と豊かさを祈る風習がありました。それが「お月見」として今に伝わり、月に見立てた団子を供え、静かに手を合わせる夜が生まれました。

香港や台湾、中国本土のような中華圏などでは、この夜を「中秋節」と呼び、大切な祝祭の日。家族や大切な人と集い、円満を象徴する月餅を分け合いながら、月を眺めて過ごします。遠く離れた場所でも同じ月を見上げ、互いの幸せを願うという文化は、国を越えてもどこか共鳴する、心のかたちのように感じられます。
ISSO TEAでは、この月の夜に合わせて、二つの文化をお茶で結びました。

香ばしい玄米の香りとやわらかな煎茶の旨みが、団子の素朴な甘みを引き立て、
静かな秋の夜にやさしい余韻を残します。

そして、月餅には、香ばしいISSO黒豆ほうじ茶を。
しっとりとした餡の甘さを受けとめながら、黒豆のこっくりとした香ばしさが口の中をすっきりと整え、満ちる月のように調和のとれた味わいを描きます。
しっとりとした餡の甘さを受けとめながら、黒豆のこっくりとした香ばしさが口の中をすっきりと整え、満ちる月のように調和のとれた味わいを描きます。

古来より人々は、月を見上げながら季節を感じ、自然とともに生きてきました。
その静けさや祈りの時間は、現代においても私たちの心を整えてくれます。
一服のお茶を通して、過去と今、そして遠くの文化がひとつに溶け合う夜。
どうぞそれぞれの一杯を手に、ゆっくりと月を眺めてみてください。
その静けさや祈りの時間は、現代においても私たちの心を整えてくれます。
一服のお茶を通して、過去と今、そして遠くの文化がひとつに溶け合う夜。
どうぞそれぞれの一杯を手に、ゆっくりと月を眺めてみてください。

満ちる月とともに、心もまた静かに満たされていく。
ISSO TEAがお届けする、中秋のひとときです。
ISSO TEAではリーフ(茶葉)、ティーバッグ、ISSO TEA CARDの入った缶、パウチ、ティーバッグ個包装 - お好みやシーン、ライフスタイルにあわせてお選びいただけます。
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